息子と一緒に「ベティア ペラペラ英語アドベンチャー」をはじめてみた

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英語って、単語とか文法の勉強をいっぱいこなしても、
英語で会話できる自信ってつかなく無いですか?

単語の語彙は一生懸命増やして、なんとか相手が「なんとなくこんなこと言ってるな」
っていうのがギリギリ分かったとしても、それへの返答を英語で組み立てられないんですよね。

これの一つの原因として、圧倒的に「英語を使って会話してみる機会」、
もっと言うと「英語を口にする機会」が少ないせいなんじゃないかな、と思ったわけです。

難しい英語の参考書をいくらやっても、
英語を耳に、口にする機会を増やさないと、多分一生苦手意識が抜けないな、と。

ただ、英語で会話練習できる友達なんてそう都合良くいないし、
オンライン英会話始めるのもハードルが高いし……
(そもそも言語共通の日本人相手だって、オンラインで会話するの怖い……)

と、思ってたら。あの天下の任天堂さんがですよ。
英語での会話に慣れるのに最適なゲームを出してくれたというじゃないですか。
(制作は株式会社でらゲーさんです)
それがタイトルにもあるこちら。
Nintendo Switch ベティア ペラペラ英語アドベンチャーです。

基本的には子供向けの内容になってるということですが、
アメリカの子供との英会話すらできない現状、子供向けから始める位でちょうどいい!
というか任天堂さんも、「英語の勉強を始める大人の方にもちょうどいい」って書いてるし!

そんな訳で思い立ったが吉日。早速購入して、折角だから息子を巻き込んでプレイしてみたわけです。

私もまだまだ序盤ですが、

  • 値段も値段だし、評判を聞いてみるまで中々手が出せないんだよなー
  • ゲームでの英語学習って実際どうなの?ゲームとはいえ、子供すぐに飽きたりしない?
  • そもそもどんなゲームなの?公式の紹介動画だけ見てもまだよく分からないんだけど……

っていう方の参考になればと、

本日の記事を含め、プレイの感想を今後上げていければと思っています。

とりあえず、現時点での結論のみ先に述べておきますが、

普段から英語でコミュニケーションを取る機会がある人にとっては、
やや物足りなさを感じるレベル感
かもしれませんが、
我が家は非常に楽しんでプレイしてますし、私も息子も熱中してます。
(アカウント分けてそれぞれ進めてますが、順番の取り合いが勃発します)
小学生の英語学習のとっかかりにはもちろん、英会話への苦手意識を払拭するには丁度よいです。

  • そもそも英語能力に自信がない人(これから英語の学習を始める人)
  • 英語の勉強はそれなりにしてきたけど、英会話には抵抗のある人
  • オンライン英会話には抵抗あるけど、ネイティブの発音で耳を育てたい人

には、オススメできる内容だと思います!

前提として、私(ことゆめ)の英語力は……?

どの程度の英語力視点から見た感想なのかが大事だと思いますので、
まずはこの点を整理させてください。

まず一ついえることは、正直私は「英語力には一切全く破滅的なまでに自信がない」です。

試験対策用としての英語勉強はしてきましたが、実際に「英語が使える」とは1mmも思ってません。

参考になるかは分かりませんが、定量的に表せる資格レベルだと、以下の通りです。

  • TOEIC®:過去最高点数470点、直近の点数385点(ギリギリ中学卒業レベルにいくかいかないか)
  • 英検®:高専時代に準二級までは取得(面接試験が嫌過ぎて以降受験せず)

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※TOEIC is a registered trademark of ETS.

学生時代は

「日本人なんだから日本語できれば十分じゃ!!英語なんて便利翻訳ツールにまかせとけ!!」

とか叫んでた類の人間です。

どんなゲームなの?

本作は、株式会社でらゲーさん制作、2022/4/29発売のNintendo Switch用ゲームです。

プレイ人数は1人、ジャンルは”イマージョン体験型英語学習ゲーム”となっています。
(イマージョンって何?これから英語学習始めるのにいきなり知らん単語だすな!、って人、
後で簡単に解説するので一旦忘れても大丈夫です)

プレイ環境の前準備

まず大前提としてこのゲームには、

  • Nintendo Switch本体
  • ”ベティア ペラペラ英語アドベンチャー”のソフト
       ※パッケージ版/ダウンロード版 どちらもあります
  • USBマイク

が必要になります。

USBマイクは、任天堂公式で出しているものも当然使えますし、
家電量販店等で1000円前後で購入できるものでも全然十分だと思います。

USB接続できるマイクなら基本的に問題ないとは思いますが、
もし不安なら、商品に”switch対応”等の記載があるものを選べば安心ですね。
(以下は一例です)
公式サイトに、開発元にて動作確認実施済のマイク機器一覧を載せてくれているので、
併せてご確認頂ければと思います。

なお、ゲームソフトについては、ダウンロードソフトとして
本編の一部をプレイ可能な無料の体験版も用意
されていますので、併せてご確認ください。

ゲームの内容

基本的には、ゲーム内のキャラクターと”英語”で会話しながら、
ストーリーを進めていくアドベンチャーゲームになっています。

基本操作については日本語の説明が出ますが、
ストーリーについては前述の通り「ゲーム内のキャラクターとの”英語”での会話」
のみで進行していくため、ストーリーを理解するには、どうしても英語を理解する必要があります。

と聞いて、ちょっと抵抗感を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英語が分からないから勉強するのに、英語が分からないとストーリーがわからないんじゃ、
つまらなくてすぐ飽きちゃうんじゃないの? と。

ただ、そこでちょっと考えてみてください。
皆さんは日本語を覚えるとき、先に全ての単語の意味や文法をしっかりと勉強してから、
周りの人と会話を始めましたでしょうか?

恐らく答えは「No.」ですよね。
寧ろ、会話の中でどんどん知らない単語や文法の使い方を学んでいった結果が、今の自分です。
言語学習とは本来、そういう方向で進めるものだと思うのです。

そこで登場するのが、前述した「イマージョン学習」という手法です。

イマージョン学習とは、

「外国語を教科としてではなく、手段として他の教科を学習する方法

の事を指します。

つまり、英語という”教科”を学ぶのではなく、英語を”使って”理科や社会、算数などを
学んでいくスタイルになりますかね。

イマージョン(immersion)は、日本語では「浸す」という意味になりますが、
我々が普段から英語に”浸った”生活をすることで、英語を「使う」事に慣れようという話です。
つまり、日常生活の一部に英語を取り入れてしまおう、という感じですかね。

「ベティア」も、そのイマージョン学習に通ずる形で設計されていて、
単語や文法を学ぶのではなく、会話を耳で聞いて、実際にしゃべる事からはじめていきます。

ゲームを通して、英語を聴いて話す環境に身を置き、
日常的、継続的に英語に触れ続ける環境を作ることで、
特別に意識せずとも自然と、英語のコミュニケーション能力を伸ばそう、という考え方ですね。

言葉で見ただけではイメージがつきにくいかもしれませんが、
これはゲームをやってみると案外簡単に納得できるかもしれません。

いちいち単語を和訳して物語を理解していくのではなく、
知らない単語が現れたときに、その単語が物語のどのようなシーンで、
どんなキャラクターが、どんな感情を込めて使っている単語なのかを感覚的に理解していくことで、
それぞれの単語の持つ本質的な”イメージ”を捉えていけるようになる、とでも言いましょうか。

当然、「和訳する」というプロセスをすっ飛ばしてしまえるので、
スピーディな理解を要するリアルタイムでの会話でこれがどれだけ有用かは、
想像に難くないですよね。

悲しいかな、「一度和訳する」学習法を植え付けられた我々大人には、
少々とっかかりにくい考え方かもしれませんが、そこはもう、慣れていくしか有りません。
だってこれまで散々色々なところでいわれてるじゃないですか。
「これまでの日本の英語教育では、英語が話せるようになんてならない」って。

ちなみに「ベティア」では、前述した会話ベースの物語進行だけではなく、
時として敵キャラクターとの戦闘シーンなどもあり、そこでは「並べ替え」や「選択式クイズ」
など色々なアプローチで、プレイヤーを飽きさせない工夫をしてくれています。

”ゲームで英語を学ぶ”ではなく、”英語はゲームを楽しむ手段”という新しい感覚ですね。

ちなみにゲームの雰囲気をつかんでもらうにはやはり、
公式のプロモーション映像を見てもらうのが一番だと思うので、
貼っておきます。

【Nintendo Switch】『ベティア ペラペラ英語アドベンチャー』発売記念プロモーション映像【公式】
【Nintendo Switch】『ベティア ペラペラ英語アドベンチャー』プロモーション映像【公式】

現段階での感想

まだ全然プレイ途中なので、あくまで現段階としての感想にはなりますが、
冒頭でも述べたとおり、

普段から英語でコミュニケーションを取る機会がある人にとっては、
やや物足りなさを感じるレベル感
かもしれませんが、
我が家は非常に楽しんでプレイしてますし、私も息子も熱中してます。
(アカウント分けてそれぞれ進めてますが、順番の取り合いが勃発します)
小学生の英語学習のとっかかりにはもちろん、英会話への苦手意識を払拭するには丁度よいです。

  • そもそも英語能力に自信がない人(これから英語の学習を始める人)
  • 英語の勉強はそれなりにしてきたけど、英会話には抵抗のある人
  • オンライン英会話には抵抗あるけど、ネイティブの発音で耳を育てたい人

には、オススメできる内容だと思います!

と、言うことに尽きます。

少しだけ突っ込んだ細かい話をするとすれば、

ネイティブの発音を何度も聞き直しながら、自然とシャドーイング(音声を聞いて即座に復唱する)
ができる点が非常に好印象でした。

そもそもの対象年齢がそんなに高いゲームではないので、
使用されている英単語のレベルもそこまで高度ではなく、
中学・高校と普通に英語教育を受けてきた方なら、大体は少なくとも「聞いたことある」単語です。
が、私はその簡単な単語すら使いこなせてないから今こんな体たらくなわけで。
楽しみながらも基礎から復習し直せる点においては、とても有益に感じています。

あとこれはゲーム内での仕様になるんですが、
プレイヤーの発音もある程度点数付けされて、
一定点数以下だと伝わらない=ゲームが進行しない ようになってるんですよ。

日本人は発音を気にしすぎるから英会話苦手なんだ、もっと積極的に発話しないと!
というのも最もではあるのですが、
それでもやっぱり日本人にありがちな「カタカナ英語」が全く伝わらないのも事実です。
よく言うのが、MacDonaldを「マクドナルド」と言っても伝わらないアレですね。

発音がカッコイイか否かなんてどうでも良いですが、
それでもやっぱりそこは「会話」ですので、相手に伝わる事が大前提です。
ゲーム内判定にはなりますが、そういった練習ができるのも魅力の一つかと思います。

とはいえ、聞いている通りに発音しているつもりなのに、
全然ゲーム側で聞き取ってくれなくて、話が全然進まない!!って事もまぁ、正直あります。
短気な人にはこの点ちょっと難点かもしれないですね。
(その昔Nintendo64で一世を風靡した、電気ネズミと会話するゲームを彷彿とさせます)

ただ、そういう人用なのか何なのか、
発音をOK判定するための基準点数を、設定である程度いじれたりします。
(通常は50点で合格のところ、30点で合格できる設定にもできます)
それでもあまりに聞き取ってくれない場合は、その会話だけ発音をスキップしたりもできます。
逆に合格点数を通常よりも上げる設定にもできたりするので、
それぞれのプレイスタイルに併せての微調整は可能だと思います。

まとめ

まとめです。

ベティアは、以下に当てはまる人にはお勧めできるゲームです。

  • そもそも英語能力に自信がない人(これから英語の学習を始める人)
  • 英語の勉強はそれなりにしてきたけど、英会話には抵抗のある人
  • オンライン英会話には抵抗あるけど、ネイティブの発音で耳を育てたい人

これから英語の勉強始める人や、小学生もターゲットにした内容になっているので、
現状全く英語に自信の無い人でも楽しめる内容になっていると思います。
逆に、既に普段から英語でコミュニケーションを取る機会がある人にとっては、
やや物足りなさを感じるレベル感
かもしれません。

また、このゲームをプレイするには以下の事前準備が必要です。

  • Nintendo Switch本体
  • ”ベティア ペラペラ英語アドベンチャー”のソフト
  • USBマイク

USBマイクを持っていない場合は市販のものを購入、
switch対応と記載されているものか、公式サイトで動作確認済の機器を参考に購入しましょう。
またゲームソフトについては、ダウンロードソフトとして無料の体験版も用意されているので、
ゲームの雰囲気を事前に確認したい方は是非有効活用しましょう。

「ベティア」は、「イマージョン学習」を取り入れた効率的かつ革新的な英語学習ゲームです。
普段から継続的、日常的に英語に触れる機会をつくっていくことで、
英語のコミュニケーション能力を自然に高めていこうという考え方です。

一度和訳するよりも、単語の意味を感覚的に捉えられるようになることで、
スピーディーなリアルタイムの会話にもついていける基礎を育むことができます。

ゲーム内の仕様で、プレイヤーの発音を採点できる機能があり、
ある程度「相手に伝わる事」を意識した英語の発音練習もできます。
(ゲーム内設定で難易度は変えられるので、短気な人にも安心です)

これからまだまだ楽しめる大ボリュームなゲームなので、
明日からも時間を見つけて息子と楽しみながら英語学習をしていこうと思います。

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