福島県は南会津に位置し、江戸時代の景観を現代に残す「大内宿」。
かつては会津若松と日光今市を結ぶ会津西街道(別名:下野街道)の宿場町として栄え、昭和56年には国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定もされました。
大内宿の驚くべき特徴として、この景観は観光用として開発整備されたものではなく、ここに住む住民の方々自ら、次代にこの素晴らしい景観と文化を継承していこうという活動の賜であるという点があります。街道沿いに建ち並ぶ伝統的な茅葺き屋根の民家一つ一つが、店舗兼住居として代々受け継がれています。
茅葺き屋根の葺き替えも、住民の方々自ら行われているんですって。宿場町のこの景観を守り、そして子ども達へも継承していく為、「売らない・貸さない・壊さない」の3原則がベースとなった住民憲章を作って、そしてそれを実践されています。
人工的に再現された宿場町”風”テーマパークではなく、実際に脈々と生活基盤として受け継がれてきた生きた景観には、やはりどこか訪れた人をより強く惹きつける何かを感じますね。
四季折々、色々な姿を楽しませてくれる大内宿ですが、今回は夏場真っ盛りの大内宿を訪れた際のレビューをさせて頂きたいと思います。
アクセス
大内宿は、住所でいうと福島県南会津郡下郷町大内というところにあります。
目安の滞在時間
滞在時間としておよそ3時間前後を確保できれば、大内宿の観光やグルメを一通り楽しめるかとは思います。お土産選びにたくさん時間を使いたい方、お店ごとのグルメ食べ比べなどされたい方は、もう少し時間に余裕をもって、半日くらいを確保しておくと良いかと思います。
大内宿では、各店舗は住居兼用となっており、営業時間は各店舗によって異なっていますので注意下さい。目安として、午前9時~午後4時の間を狙うと、比較的開いている店舗が多いようです。
どこを撮っても映える
エリア丸ごとフォトスポットみたいなものなんで、どこを撮っても基本”映え”ます。構図にこだわらなくても、カメラをさっと構えて、パシャッと撮るだけ。
なんかエモいですよね?(語彙力)
瓶ラムネと漬物がまぁ美味い
お漬物やさんがありまして。そこで瓶ラムネも買えるんですけど、それがどちらも超美味いんですよ。夏の大内宿の最強セットじゃなかろうかと思いました。キンキンに冷えた瓶ラムネと、塩味のきいたお漬物。絶品です。
お店の前の椅子をお借りして飲み食いしてたら、店のおっちゃんが色々話しかけてくれるので、割長時間居座ってしまいましたね。おっちゃん色々オススメのお漬物教えてくれるから、色々手が伸びて大変です。
水路の水が冷たくて気持ちよすぎる
これはもう夏の醍醐味ですね。住民の方がスイカとか野菜を冷やすのにも使われてる水路が街道沿いにずーっと流れてるんですが、この澄んだ水がこれまたキンキンに冷えていて、夏場はこれが気持ちいいのなんのって話です。
これまた現地で購入した、カワイイ赤べこ手ぬぐいを水に浸して被れば、熱中症対策も万全です。
箸じゃなく、ネギで食べる。ねぎそば。
大内宿を訪れたら、話のネタに一度は経験しておきたいご当地グルメ、”ねぎそば”。
箸ではなく、お蕎麦と一緒についてくる生のねぎを箸代わりにして食べる、ちょっと変わったグルメです。お蕎麦を食べながら、箸代わりのネギをたまに囓ると、ネギの辛みが丁度良いアクセントになって、箸が薬味になる不思議な感覚も一緒に楽しめます。
見た目のインパクトもすごいですが、食べてる姿のインパクトもすごいですね。
マジでネギ1本、曲がったり切れ込みがあったりするわけでもないので、お蕎麦を持ち上げるのもなかなか大変でした……(笑)
お土産にはカワイイ縁起物、赤べこ。
福島県といえば赤べこ。”赤”べことは言いつつも、色も形も大きさも、かなり色々な種類がありました。顔付きもそれぞれに特徴があったので、お気に入りの赤べこ探しも結構楽しめましたよ!
おわりに
本日は、福島県のオススメ観光スポット、大内宿を紹介させて頂きました。
福島県エリアは他にもたくさんオススメしたいスポットやグルメ情報がありますので、機会をつくってまた紹介させて頂きますね!
したっけ、またねー。
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