有料ファストパスとも呼ばれている、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)。
一人2000円払えば、対象アトラクションの待ち時間を短縮できるシステムです。
これまで(記事作成時点)は、
【東京ディズニーランド】
美女と野獣”魔法のものがたり”
【東京ディズニーシー】
ソアリン:ファンタスティック・フライト
のみが対象アトラクションだったのですが、
2022年6月10日より、
【東京ディズニーシー】
トイ・ストーリー・マニア!
が対象に加わりました。
運用テストの結果が上々だったのでしょうか?
トイ・ストーリー・マニア!も、休日には待ち時間が100分超えすることも珍しくない人気アトラクションですからね。
待機列も、長くなると屋根のないエリアも多くなるので、雨天時や夏の直射日光を避ける為にも有効かもしれません。
ディズニープレミアアクセス(DPA)って何?
ディズニー・プレミアアクセス(DPA)とは、
冒頭にも書きましたが、簡単に言えば「有料ファストパス」みたいなものです。
”スタンバイ”と呼ばれる待機列に並ぶことなく、専用のレーンでアトラクションを利用することが出来ます。
以下の画像はソアリンのものですが、スタンバイ待機時間が140分近かった日でも、10分掛からずに、最初の大広間エリアまで直行できました。入り口→階段→大広間でほんとにすぐ。
トイ・ストーリー・マニア!についても、従来のファストパス専用レーンを活用した運用になっているようです。
具体的には、殆ど待ち時間なく、3Dメガネを受け取るエリア(ほぼ乗車直前)まで直行できます。
ディズニープレミアアクセス(DPA)の使い方は?
購入・使用方法
ディズニー・プレミアアクセス(DPA)は、基本的には専用の公式アプリ(東京ディズニーリゾートアプリ)から購入します。
対象のパーク入場ゲート通過後に公式アプリを開いて、
メインメニュー内の「ディズニー・プレミアアクセス」から、対象のアトラクションを選ぶか、
園内マップから、対象のアトラクションを選択後、「ディズニー・プレミアアクセス」を選べばOK。
すると、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)が利用可能な時間が表示されるので、そこから時間を選んで購入。
利用の際は、購入時に選択した利用時間になったら対象の施設へ行き、専用のバーコードリーダーにチケットのQRコードと読み取らせるだけ。
購入時の注意点
なお、その他細かい利用ルールは下記の通りになっています。
- パークチケット1枚につき、対象施設の中から1つ購入可能
- パークチケット1枚につき、1名分を購入可能
- 同事に複数施設分を購入する事は不可
※購入済の施設利用後に、別の施設(同じ施設での再利用も可)分の購入が可能
購入は、パーク入園後できるだけお早めに
これまでのファストパスやスタンバイパスの運用と同様、早い者勝ちのシステムになっていますので、希望する時間帯で必ず利用できるとは限りませんし、その日一日分が全て売り切れになってしまうこともあります。
売り切れになった時間帯は「取得できません」というメッセージが表示され、選択自体ができなくなります。
この為、利用される際は極力早い時間での購入をお勧めします。
先日私がソアリンで使用した際は、入場直後に購入し、運良く9時台の利用分を購入できたので、そのままソアリンへ直行することが出来ました。
場合によっては、昼頃には同日分が全て完売していることも珍しくないので、その点は本当にご注意下さい。
公式アプリの”グループ”で、チケット情報を共有化しよう
上記2.のルールに基づき、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の利用には、個人各々にて個別に購入して、各人のチケット情報に紐付ける必要があります。
ただ、友人同士だとそれで良いかもしれませんが、例えば家族でパークに訪れている際、家族全員分をまとめてお父さんやお母さんが購入される事などもありますよね。
また、各自別々にディズニー・プレミアアクセス(DPA)を購入しようとしたら、同じ利用時間帯が選択できなかった!なんてことも起こりかねません。
そんな時は、公式アプリ上で同行者全員を含めたグループを作って、チケット情報を事前に共有しておくのがオススメ。
グループの作成については、公式アプリ上で以下の手順にて確認可能です。
ユーザー設定
⇒ このアプリの使い方
⇒ グループを作成する(チケットやプランの共有)
グループを作成しておくと、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の購入がグループ全員分一括でできるだけじゃなく、
- レストラン等の予約状況の共有
- ディズニーホテルのオンラインルームキーの共有
※アプリでチェックインや部屋の解錠ができる
等も可能になるので、非常に便利です。
この機会に覚えて、使いこなしたい機能ですね。
DPAをアプリ上で購入するには、クレジットカード決済が必須
なお、ディズニープレミアアクセス(DPA)のアプリ上での決済には、クレジットカード決済が必須になります。クレジットカード情報が分からなくて購入できない!なんてことにならないように、予め準備はしっかりしておきましょう。
1日に2回以上、DPAを利用したい場合は、1回目の利用時間にも注意
また、上記3.のルールについても注意が必要です。
これまでは、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)が使用できる施設は冒頭記載の通り、ディズニーランド、ディズニーシーにそれぞれ1つずつだけでした。
しかし今回、トイ・ストーリー・マニア!が対象施設に追加されたことで、
トイ・ストーリー・マニア!も、ソアリンも、どちらもディズニー・プレミアアクセス(DPA)を利用したい!
という方が今後でてくるかもしれません。
また、
同じ施設を1日に2回以上、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)利用で楽しみたい!
という方が居ないとも限りません。
そこで覚えておきたいのが、
購入済の施設利用後に、別の施設(同じ施設での再利用も可)分の購入が可能
というルールです。
前述の通り、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の購入は、売り切れてさえいなければ、好きな時間帯を選んで購入が可能です。
但し、2回目の購入が可能になるのは、1回目を購入した施設の利用後、ということになっています。
例えば具体的には、1回目のディズニー・プレミアアクセス(DPA)を14:15~15:15の時間帯を選択して購入したとします。
利用開始可能時間である14:15にそのアトラクションを利用したとして、アトラクション自体の乗車時間を無視したとしても、2回目の購入が可能になるのは14:15以降となります。
先ほど、”昼頃には同日分が全て完売していることも珍しくない”と言いましたが、つまり14:15以降に2回目の購入がルール上可能になっても、そのタイミングで買える施設がもう無い!なんてことも起こりかねません。
2回目分の購入も検討されている方は特に、1回目分の利用時間の選択は注意して行いましょう。
スマートフォンのバッテリー残量にも注意
アプリでマップを確認したり、グッズや食べ物の情報を確認したり、当日はどうしても、スマホのバッテリーも酷使しがちになります。
折角お金を出してまで購入したディズニー・プレミアアクセス(DPA)なのに、利用時間になった際に
スマホのバッテリーが切れて表示できない!
なんてことになっては悲しすぎます。
そんな場合に備えて、モバイルバッテリー等を持参すれば安心。
オススメのモバイルバッテリーについては、以下の記事でご紹介をしておりますので、よければ合わせてご覧下さい!
なお、ディズニーリゾート内にも、モバイルバッテリーのレンタルサービス(有料)がありますので、必要に応じて活用を検討してみると良いでしょう。
モバイルバッテリーレンタルの場所も、公式アプリのマップ上から確認が可能です。
公式アプリのマップ上で、近くの施設(”…”のマーク)を選択
⇒フィルターを選択
⇒モバイルバッテリーレンタルサービスを有効にしてOK
⇒マップ上にバッテリーマークで表示される
パーク内のモバイルバッテリーレンタルサービスの設置場所であれば、どこでも借りられて、どこでも返すことが出来ます。
(必ずしも借りたのと同じ場所で返す必要は無い)
サービスの利用には、モバイルバッテリーシェアリングサービス専用のアプリのダウンロード、及び登録が必要となります。専用アプリは、レンタルスタンドのQRコードをスキャンしてダウンロードできます。
なお、利用料金は以下の通りとなっています。
アプリやクレジットカードが無いと絶対買えないの?
購入にかかる時間や手間を考えたり、売り切れリスク回避目的で入場後すぐに購入する場合などを考慮すると、ディズニープレミアアクセスの利用時は上述の通り、
公式アプリ + クレジットカード での購入
を基本的にはオススメします。
しかしどうしても、
スマホをもってなくてアプリが使えないの!
クレジットカードなんて持ってないの!
というような方は、
こちらでも購入が可能です。
是非、確認してみて下さい。
実際に利用してみての感想
一人2,000円だと、家族3人分で6,000円。殆ど1人分の1dayチケット料金に相当する額になるので、決して安い金額ではないと思います。
但し、年パスを所有しているわけでもなく、往復の交通費もバカにならない状況で、年に何度これるか分からないディズニーリゾートの、その日の満足度を上げるために、時間をお金で買う、っていうのは、この金額ならアリかな、と感じました。
また、従来のファストパスと違って、売り切れてさえいなければ、自分で好きな時間帯を選べるという点もプラスのポイントかな、と感じました。
ファストパスは、発行しにいく時間帯によって利用できる時間帯が限定されてしまっていたので、ファストパス取得も含めた一日のタイムスケジュールが立てにくい難点がありましたが、流石は有料化されただけあって、その点はメリットが出てきたな、と思います。
ちなみに、スタンバイでの待ち時間は公式アプリ上でもほぼリアルタイムで確認可能なので、あくまで個人的な感覚としては、という前置きがつきますが、2000円、という金額の対価として考えた場合、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の対象施設の待ち時間が概ね90分以内であれば、スタンバイで待つのもアリかなと思います。
各種ショーやグリーティングを楽しむ前提なら別ですが、アトラクションメインで楽しむのであれば、90分以内の待ち時間なら、大抵の乗りたい施設を全て楽しんでも余裕で時間が余る感覚でした。
(流石に全アトラクションフルコンプリート、という訳にはいきませんが)
正直、ディズニーリゾートは「待つ前提」で行くので、正味60分前後の待ち時間だと最早、「そんなに待たない」感覚になっちゃってますね。
ただやっぱり、折角来たからショーも充分楽しみたい、とか、飽きっぽい子ども連れで、少々の待ち時間でも結構苦痛、とか、自分はアトラクションコンプリートを目指してるんだ、とか、
各々色々な事情があるかと思いますので、そんな時にこそディズニー・プレミアアクセス(DPA)は力を発揮しますね。
あと、休日であれば平気で140分待ちとかになることも多いので、そこまでいけば流石に、お金を払ってでも時短したいなー、って気持ちになります。
一方で、今回のディズニーシーで、ソアリンのディズニー・プレミアアクセス(DPA)を利用してみて、一つだけ失敗したなー、と思ったことがあるので、最後にそれだけ紹介をしておきます。
そもそも今回がソアリンの初ライド(初体験)だったんですが、有料レーンでさっさと通り抜けられてしまったせいで、
スタンバイ列に並んでる最中に見て楽しめる施設内の仕掛けや装飾等の雰囲気は一切見ることが出来ませんでした!
美女と野獣も、ソアリンも、スタンバイで並んでいるゲストを飽きさせない工夫として、並んでいる最中にも色々と、施設内の仕掛けや装飾で楽しめる工夫を凝らしてくれているので、
それが見られない、というのは今回ディズニー・プレミアアクセス(DPA)を利用してみて、
始めて気づいたデメリットかもしれません。
まぁとはいえ、2回目以降の体験ならば、そのデメリットも殆ど関係なくなってるんでしょうけどね。
おわりに
さて本日は、
ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の対象施設にトイ・ストーリー・マニア!が追加された事、
合わせて、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の利用方法や注意点、実際に使ってみた感想などを紹介させていただきました。
今後も新エリアの拡充や、スペースマウンテンの移設など、色々とイベントを控えている東京ディズニーリゾート。
もしかしたら他の施設へも、順次適用拡大されていく可能性もございますので、今のうちに学んで、慣れておきたいところですね。
おまけとして、最近仕事がなくてさみしそうな、ファストパス発券機の写真をご紹介して、終わりにしたいと思います。
何故かカバーの掛かっていない子が1台いたので、思わず写真を撮ってしまいました。
一昔前はあんなに大勢の人に囲まれていたのに、今やどことなく哀愁まで感じます。
彼が再び光を浴びる日はくるのでしょうか……
今回の記事でUPした写真を撮影してきた日、東京ディズニーシーを存分に楽しんで、念願の20周年記念期間限定グッズを手に入れてきました!
そちらのレビュー記事も公開しておりますので、よければ合わせてご覧下さい!
したっけ、またねー。
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