HUNTER×HUNTER連載再開の機運が高まってきましたね。
富樫先生のTwitterも、恐ろしい勢いでフォロワー数が増えています。
流石はレジェンド……。
私も異能系バトルマンガは大好きです。
こいつ絶対倒せないだろ、って能力の敵が次々と出てきて、
それぞれに納得のいく結末を用意するシナリオ構成にも脱帽ですし、
敵キャラも含めて愛着の湧くキャラクター性も魅力。
そして何より、数々の異能が中二病心にぶっささる。
ただやっぱり、読んでる間の感情の起伏が激しすぎるのか、
マンガを読んでるだけなのに、読み終わったらものすごく疲れている……
なんてことも多々ある気がします。
推しキャラが、場合によっては永久に戦線離脱してしまったときの悲しみは、
とても言い表せる物では無いです。
時にはラクな気持ちで楽しむマンガタイムも必要でしょう、ということで。
生命のやりとりはないけれど
生命について考えさせられる
私オススメの日常系マンガをご紹介させて頂きます!
本日の記事はこんな方にオススメ!
・誰も亡くならないマンガが読みたい!
・途中で推しを失いたくない!
・別離ではなく、生きる尊さを感じて感動したい。
・誰かの日常に自分を投影して、ノスタルジーに浸りたい。
・「子を持つ親」の視点として楽しめるマンガが知りたい!
らいか・デイズ / むんこ
小学校6年生のらいかは超天才児。小柄でクールな見た目だけど、中身はちょっと不器用な年相応の女の子。そんな彼女を取り巻く家族や学校のあたたかくて面白い、ときどき切ない日常ギャグ。
@mangatime_sp まんがタイム編集部Twitterより
主人公の春菜来華は、皆に頼りにされる児童会会長で、
時には先生に代わって授業を進めたり、中学生に勉強を教えたり……
とても小学生とは思えないスーパー天才児。
なんですが、お料理が苦手だったり、
恋愛の話になるとモジモジして喋れなくなる純情さだったり、
好物のサンマを毎日食べたがったり……
と、年相応の愛らしいキャラで、
頼られるだけではなく、皆に愛される6年生の女の子。
この作品は、そんな彼女と、それを取り巻く周囲の登場人物の日常を
コメディタッチで切り取った4コマ漫画として描かれています。
登場人物も結構多いんですが、全員キャラが非常に立っていて、
それぞれの人格をしっかりと感じさせてくれるのも良いですね。
気恥ずかしさから、好きな子にはどうしてもイジワルしちゃうけど、
それでも来華が困ってると気にして助けずには居られない!
というクラスメートの男子「竹田」との、
ザ・小学生とも言うべき不器用で可愛らしいラブコメディにも
いつの間にか引き込まれていきます。
今の私の立場で読むと、
自分の学生時代に投影して懐かしむノスタルジーだけではなく、
小学生の子を持つ親としての新しい視点でも楽しめて、
2倍お得かもしれません。
普段は芳文社より出版の漫画雑誌『まんがホーム』、
『まんがタイムオリジナル』の2誌にて連載をされており、
コミックス版は2022年5月発売の最新刊31巻までが刊行されております。
なんと今なら、Kindle unlimited会員なら10巻までが無料で読み放題!
初めての方は30日間の無料体験もやってますので、この機会に是非試してみては。
ご登録は下記からどうぞ。
からかい上手の(元)高木さん / 稲葉 光史・山本 崇一朗
お母さんはからかい上手。
からかい上手の(元)高木さん 稲葉 光史(著/文) – 小学館 | 版元ドットコム (hanmoto.com)
大人気からかいラブコメ
「からかい上手の高木さん」の高木さんが結婚!!?
母と娘と、ときどき父?
からかいホームコメディー登場!!
アニメ化もされた大人気漫画、「からかい上手の高木さん」のスピンオフ作品。
学生時代に微笑ましいラブコメを繰り広げていた主人公の西方君と高木さんが結婚し、
娘が出来た後のお話として描かれています。
3人がそれぞれにからかい合うアットホームさと、
夫婦愛、親子愛、家族愛と色々な愛の形を感じることができる作品です。
それぞれのキャラクター同士の接し合いの中に、
言葉には出さずとも滲み出る「相手への好意、思いやり」が感じ取れて、
ある種一つの「理想の家族像」という物を教えてもらえた印象です。
悪いことをしてしまった子どもへの接し方も、
ただ頭ごなしに叱り飛ばすだけではなく、
子ども自身に「そういうことをされると辛い、悲しい」という感覚に
気づかせる戒め方など、読んでて普通に「なるほど……」とか言ってました。
育児書にもなる漫画、すごいな。
当然、シュールなギャグタッチも健在です。
西方家の日常に触れて暫くは、多分ニヤケが止まらないことでしょう。
ちなみに原作のコミックス版と、本作のコミックス版、
巻数毎に表紙のデザインが対応しているので、
そちらをチェックしてみるのも面白いですよ!
2022年6月に、最新刊である16巻が発売予定となっています。
よつばと! / あずまきよひこ
夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子よつばと、とーちゃんの親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達との日常を描いたハートフル?コメディ。
よつばと! – Wikipedia
日常系マンガの一つの完成形とも言える、究極体。
この作品は本当に、笑えるし、感動するし、泣けます。
特に、子ども心を失ってしまいがちな大人が読むと、クリティカルヒットしますね。
作品全体のキャッチコピーは
「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」
わかります?このエモさ。
我々はいつの間に、楽しいはずの”今日”を失ってしまっているんでしょう。
と、同事に。
子どもはいつでも奇想天外、予想できない動きをするもんですが、
それを受け止める周りの大人が、どれだけ余裕をもって受け止められるかによって、
こんなにも子どもの世界は広くてキラキラしたものにもなるんだなー、と思いました。
そしてそれは、大半の我々大人世代が失ってしまった物で、
そしていつでも、童心に返るだけで取り戻せる物。
日常系といいながらも、
人生観がかわります。
ガチで。
その着せ替え人形は恋をする / 福田 晋一
祖父の家が雛人形屋で、幼い頃から雛人形の頭師を目指す高校1年生・五条新菜は、男子ながら雛人形が好きという趣味のためか、小学校からずっと友達がおらず、ひたすら雛人形と向き合う毎日だった。1学期のある日、学校で雛人形用の衣装を作っていたところを同級生の喜多川海夢に見られる。かねてよりコスプレ願望を抱きながらも、自分では衣装を上手に作ることができなかった海夢は、新菜の裁縫に感銘を受けコスプレ衣装の制作を依頼する。
その着せ替え人形は恋をする – Wikipedia
こちらは、妻に勧められてなんとなく読んだら、
激ハマりして最新刊まで一気読みしてしまったヤツです。
誰にも迷惑をかけてないのに、偏見で人の趣味に口出ししてくるヤツ、
ほんとーーーーにしょーもないですよね。
私も少なからずそんな経験があるので、ちょっと共感もありました。
今は一昔前に比べて、「男らしさ」「女らしさ」みたいな同調圧力も弱くはなって、
ヲタク文化への理解も得られてきたようには感じますけどね。
それでも、「誰も味方なんていない」と思っていたところに、
理解者が現れたこと、何かを共感できるという喜び、
そして自分の好き・得意が、誰かの嬉しい・楽しいに繋がった時の感動は、
読者目線でも
「よ゛がっだね゛ぇ゛ぇ゛……(泣)」
※訳:「良かったねぇぇ」
ってなりました。
そして主人公がヒロインを通じて、クラスに少しずつ馴染んでいく姿や、
登場人物の不器用な恋愛模様なども含めて全てが見所です。
あと、私はヲタクではありますがコスプレ文化にはそこまで明るくなかったので、
この作品を読み進める中で、
主人公の裁縫技術だけではなく、
コスプレイヤー、女装男子、撮影技術に、布屋さんまで、
どんな道にでもプロはいるし、やっぱりプロってカッコイイなぁ……
と思いました。
何かを極めるって、やっぱすごいですわ。
ヲタクに恋は難しい / ふじた
桃瀬成海は会社の同僚と交際していたが、腐女子であることがバレたことがきっかけでフラれ、その同僚と顔を合わせづらくなり転職する。転職先で、成海は幼馴染の二藤宏嵩と再会する。成海にとって宏嵩は自分の趣味を隠すことなく付き合えるオタク友達であり、そのため宏嵩と交際する気はなかったが、ある夜、宏嵩は成海に自分と交際した際のメリットを説き、それを受けて2人は交際を始める。
ヲタクに恋は難しい – Wikipedia
アニメ化だけじゃなく実写映画化もされてたシリーズですね。
(私はアニメは見ましたが、実写映画の方は見られてないです)
タイトルからするとガッチガチの恋愛マンガに見えますが、
しっかりギャグです。
ヲタク界隈ではおなじみのネットスラングや、
実在するゲームのネタなども随所にちりばめられていて、
それを回収できる人には別の楽しみ方もできるかも。
とはいえ本筋の恋愛要素の方も確りと描かれているのが醍醐味でもある。
オタク同士の恋愛だからこそ終始悩む主人公なんですが、
実際には多くの方が自分に投影できる悩みなんじゃないかなーと思って読んでました。
ちなみに私個人としては、主人公の恋愛模様はもとより、
その周囲の人たちのエピソードの方が好物でした。ごちそうさまです。
パリピ公明 / 四葉 夕卜・小川 亮
五丈原の戦いで病死した諸葛亮孔明が若き日の姿でハロウィン真っ只中の現代日本・東京都渋谷に転移し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の夢を叶える軍師として活躍する姿を描く物語。
パリピ孔明 – Wikipedia
タイトルだけ聞いたときは、
「またなんか、三国志をコスったぶっとび系が出てきたな」
と正直思ってました。すいません。
コレ、超面白いです。
三国志フリークならお馴染みの単語、エピソードが随所に飛び交い、
それがなんかすごくいい感じに現代社会の世渡りにフィットしていく心地よさ。
実際の孔明のエピソードになぞらえて、現代で話を展開させていくシナリオにも、
作者の孔明愛を感じます。
優れた兵法は、時と場所を選ばないというのがよく分かりますね。
タイトルに違わぬギャグ要素ももちろん随所で光ります。
三国志の知識があれば二度美味しいですが、
三国志を全く知らない人でも楽しめる仕上がりになっているので、
逆にこのマンガ切っ掛けで三国志に興味をもって……というルートだって全然アリ。
ヒロインでアマチュア歌手の英子も可愛らしくて、
孔明と一緒に見守っている気持ちになっちゃうのもまた面白いところですね。
さぁ、次はどんな策で難題を解決してくれるの孔明!?
と、続きが気になって止まらなくなること間違いなしです。
ゆるキャン△ / あfろ
オフシーズンの一人キャンプが好きな日本の女子高校生・志摩リン。リンが富士山の麓で冬の一人キャンプを楽しんでいたところ、日帰りのつもりが日没まで居眠りして遭難しかけていた同じ本栖高校の生徒・各務原なでしこを助ける。なでしこはリンのと出会いをきっかけにキャンプに興味を持つようになり、高校の同好会である「野外活動サークル(野クル)」に入部し、メンバーとも関わりながら、毎週のようにキャンプに出かけるようになり、皆とのキャンプに夢中になっていく。一方、仲間とつるんで行動するのが苦手なリンは、一緒に同好会に入らないかというなでしこの誘いを断るが、スマートフォンのSNSを介して、なでしこや野外活動サークルのメンバーと繋がりを持つようになり、互いにキャンプ中の状況を実況したり、キャンプ先の写真を送りあったりして関わるうち、徐々にキャンプ場の情報やキャンプ道具、野外調理に関するノウハウを交換したり、誘われたりして、時々ではあるが行動を共にするようになる。
ゆるキャン△ – Wikipedia
昨今のキャンプブームの火付け役の一端であったことは疑いようも無いこの作品。
各キャラクターの魅力もありますが、
それ以上にやはり「キャンプそのもの」の魅力を伝えてくれるんですよね。
大自然の中、一人ゆったりとたき火を眺めてコーヒーを飲むのも良し、
スキレットや飯盒で本格的なキャンプ飯を楽しむも良し、
街灯の無い山の中で、草原に寝そべり満天の星空を眺めるも良し。
色々なスタイルのキャンプの魅力を再発見できます。
それぞれ作ったごはんを交換し合いっこするキャンパー同士の交流もエモい。
みんなで集まってワイワイ楽しむキャンプだけじゃなく、
それぞれソロキャンプ同士で、SNSで様子を共有しながら楽しむっていうのも、
実に現代っぽいキャンプの楽しみ方だなーと思いました。
あ、読んだらキャンプに行きたくなるのでご注意くださいね。
ちなみに私は、志摩リン推しです。
おまけ SPY x FAMILY / 遠藤 達哉
今、アニメもアツいSPY x FAMILY。
個人的にはこちらも併せて紹介したいところなのですが、
今回のテーマである「生命のやりとりが無い」に一部反する描写があるので、
泣く泣くおまけ行きとさせて頂きました。
任務の為の仮初め家族なんですが、
本当の家族よりも家族らしい、お互いを思う心を感じられます。
アーニャカワイイので、是非ご覧下さい!
と、いうことで今回は、
オススメの日常系マンガ7選を紹介させて頂きました。
まだまだオススメマンガはあるので、
またテーマを変えていずれご紹介させて頂きます!
したっけ、またねー。
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