特にダイエット関係の話を知人としているときによく言われるんですが、
どうしてそんなに続けられるの?
という質問がめちゃめちゃ多いです。
私としては、
別に辛いことを我慢して無理矢理続けているわけではないから
ということに尽きるのですが、
それでは会話が発展しないので、
もう少し掘り下げて考えてみました。
そこで気づいた一つの仮説。
辛いことだから続かない んじゃなくて、
そもそも何かを中長期で続けるということ自体が苦手って話では?
続かない要因は人それぞれだと思うので、
全てを解決することは難しいかも知れませんが、
もしかしたら、何かアドバイス出来ることがあるかも!
- 勢いで始めてみたものの、モチベーションが続かない
- 成果が見えなくて、そのまま続ける価値が中々見いだせない
- そもそも行動すること自体を忘れてしまう
だけど、続けられるなら続けたいんだ!!って思いはある
継続する意義。最短距離ではないかもしれないけど……
まずこれだけは最初に言っておきます。
他のスキルや知識が全然なくても、
継続することさえ出来れば、
必ず何かしらの結果は出ます。
最短距離、最高効率ではないかもしれないけど。
結果が出るまで続ければ、結果はでるんです。
これは別に、
「雨が降るまで雨乞いし続ければ、いつかは雨が降る」
的な詭弁ではありません。
私はここ1年半で、
ピーク時92kg近くあった体重を、75kg台まで落とし、
▲17kgのダイエット成功しています。
体脂肪率も31%程有りましたが、
現在は24%前後まで落とせており、▲7%の実績ですね。
途中に大きなリバウンドや停滞期も無いです。
ですが、別に元々ダイエットの知識に明るかったわけでも、
栄養学の知識があったわけでも、
お金をかけてジムに行ったり、
パーソナルトレーナーをつけたりしたわけでもありません。
最近はファスティング(プチ断食)みたいな事もはじめてみたりしてますが、
それも本当にここ1ヶ月くらいの話で、それまでは本当に、
以下3つの事だけを愚直に継続してきただけです。
- 毎朝決まった時間に体重を測る
- 毎日の摂取カロリーと栄養バランスを記録する
- 毎日の消費カロリーを記録する
正直、外食やコンビニ弁当の日も多かったですし、
毎朝早起きしてジョギングしてた、なんてこともないんです。
当然、もっと効率的な方法があったのかもしれません。
もっと簡単な方法があったのかもしれません。
でも、何らかの結果が出た、ということは間違いありません。
ここで言いたいのは、
継続することそのものにも、一定の意義がある
ということです。
継続自体が苦にならない環境設定が重要
本題に入りましょう。
継続のコツ、というよりはむしろ、
続かない理由 の方にフォーカスしてみます。
サクッと結論から言ってしまいますが、
コレまで会話してきた方々のケースって、
大概以下に当てはまっていると思います。
- どうしても気が乗らなかった日に一回休んだら、
そのまま再開せずに自然消滅 - 色々調べているうちに、その習慣に否定的な意見
を見つけて流されてやめてしまった - 成果が見えず、継続するモチベーションが維持できない
こういった方は決まって、
私って意志が弱いのかなぁ……
と仰います。
が、取りあえず最初にこう返します。
それはアナタ個人だけの責任ではないです。
だって人間は基本的に、楽をしたい生き物なんですから。
継続は難しかったとしても、まずは”やり始めた”自分を
一度認めて、褒めてあげましょう。
継続云々の議論をする前に、
そもそも何かを「行動に移せる人」の時点で少数派、
非常にレアな存在なんだ!ってことですね。
継続には自己肯定感がある程度必要ってこともなくはないですが、
何かを始めた人、チャレンジした人は応援したくなるんですよね。
そしてこう続けます。
継続できない事への問題は、意志の強さよりも、
目標設定やプロセスに問題が有る場合が多いです。
一緒にそこから見直してみませんか?
ここですね。
今日の本題はここなんです。
意志じゃなくて、やり方に問題があるかも!
ってことです。
意志の方を何とかするのは結構難しそうですが、
やり方でなんとかなるなら、コツを知ってさえいれば、
何とかなりそうな気がしてきませんか?
そして何よりこのコツも、
そんなに難しいことではないんです。
継続する為には、継続しやすい環境設定をすることが一番大事。
そしてそれにはズバリ、以下の事をちょっと意識するだけ。
- 最初から目標設定を高くしすぎない
- 継続できた記録をつける
- 一緒に頑張れる仲間を見つけて、進捗共有する
3つめは人によって少しだけ難易度が高いかもしれませんが、
1つめ、2つめは恐らく今すぐでも取り組める内容です。
1つずつ解説していきますね。
1.最初から目標設定を高くしすぎない
継続出来ない人がよく陥っているのがこの問題。
何かを始めるにあたって基本的には、
それなりに色々と調べた上で始められる方が多いと思います。
成功者である先人の知恵を借り、それを切っ掛けに行動に移す。
何かを始めるスタートラインに立てることは、
先ほど述べた通りとても素晴らしいことです。
ただこの時点で、目標に対して結構前のめりになっていませんか?
誰しもが、最終的な理想の姿を思い描いて、
行動を始める所までは同じでしょう。
ただ、その目標に向かっての行動を継続できるかどうかの差は、
最終目標までの道のりを細分化し、
通過点である「実現可能そうな」小さな目標を
いかに設定できるか
にかかっていると言えます。
サッカーボールを触ったこともない人が、
プロサッカー選手を目指すとき、
いきなり最初の目標に、”プロチームに入ること”を
目標にして活動はしないですよね?
まずは少年団や地域のアマチュアチーム等を探して入って、
ドリブルやパス、シュートなどの基礎的な練習を経て、
試合に出してもらうことを目指して、
次は試合で勝つこと、勝利に貢献することを目指して……
と、最終的な大きな目標に向かっての活動の中には、
過程としての小さな目標の達成(マイルストーン)が無数にあるわけです。
何かを継続する際に一番重要なのは、
小さくても良いから、成功体験を積み上げていくことです。
そこから、自分が最終的な目標にむけて
少しずつでも前進出来ていることを、
実感として意識できることが大事です。
そうすれば、それが一番効率のいい方法かどうかは分からなくとも、
少なくとも進んでいる方向は合っていそうだ、ということはわかります。
道があっていそうな事さえ分かれば、モチベーションの維持は難しくありません。
また、小さな目標すらなかなか達成できないな、と思ったときは、
軌道修正も容易になります。
遠すぎる目標に対しての道筋って、
結構間違えて設定しやすいので、
暫く歩いてみたけど道が違った!って事になってしまうと
損失が大きすぎて継続意志も失いやすいんですが、
近しい目標への道筋って、
割と大きく間違えた設定ってのはしにくいんですよね。
万が一ちょっと間違えてしまったとしても、
そこまでに進んだ道のりがそこまで長くはないので、
継続意志に対して致命的なダメージを与えにくいです。
また、最終的な目標の姿が全く同じ他人同士が居たとして、
その目標へ至る道筋の正解は、人によって異なります。
先人の成功者が歩んだ道筋を、そのままなぞって歩んだところで、
アナタの最終的な目標の姿にたどり着けるとは限らない、
ということです。
自分が歩んだ道が正解だったのかを判断できるのは自分だけ。
そしてそれを評価する指標は、アナタがこれまで継続して積み上げてきた
過程の中にしかないんです。
例え結果的に正解の道じゃなかったことが分かったとしても、
正解の道を選ぶための情報が一つ増えた、という点ではプラスです。
歩みを止めてしまわない限りは、方向はどうあれ、それは前進なんです。
正解が分からないから止める、のではなく、
正解を見つけるために、ゆっくりでもいいので歩みを止めないようにすることが大事です。
ちなみにこの
小さくても良いから、成功体験を積み上げていく
という考え方は、こんな応用もできます。
私は現在、日々の運動の一環として、
Fitboxing2というゲームにおいて、
デイリートレーニング 1日30分前後を毎日継続する
という継続目標管理をしています。
これは6/2(木)の添付画像撮影時点で、
連続173日の継続記録を更新中です。
とはいえ、ブログの執筆活動に興がのって止まらなかったり、
本業の方の突発的な残業で時間がとれなかったり、
色々な理由で、
「今日はちょっとボクシングするの気が乗らないな……」
と思うタイミングは、正直多々ありました。
そんな時はどうするか。
5分でもいいからやって、
それでその日はOKとしてしまうんです。
このゲームのデイリートレーニングというシステムは、
最短5分前後のトレーニング1つで、
その日の日程を完了したことにできます。
その日活動した証拠である、
デイリースタンプさえ押せればこっちのもの。
だって、それでも毎日継続には違いないですから。
こういう部分は、自分に厳しくしすぎないのも大事です。
どうしても気が乗らない日でも、
「5分はできた」その事実を大いに誇ってやりましょう。
2.継続できた記録をつける
先ほどのFitboxing2のデイリートレーニングもそうですが、
継続してきた記録は、しっかり残して、
後から自分の実績として振り返れるようにしておく事をオススメします。
体重測定や、カロリー計算だってその一つ。
“継続している”というその事実そのものを、
継続実績として記録に残してしまいましょう。
先ほども言いましたが、
そもそも何かを継続できる人自体がそれなりにレアなんです。
ということは、内容や難易度にかかわらず、
継続しているというデータが残るだけで、
それは大きな実績になります。
そして積み上げてきたデータそのものが、
その後のアナタのモチベーションそのものになっていきます。
そうはいっても、いまいちピンとこないなーって人は、
取りあえず5日間を目標として、
継続記録をつけてみて下さい。
何かを継続して行動するだけではなくて、
必ず継続記録をつけるまでがセットです。
一旦その5日間は、気持ちを強くもって続けてもらうしか有りませんが。
人間、5日も同じ事を続けていれば、それは日課として習慣化されます。
脳がその行動を、「毎日やる必要があるモノ」だと認識しはじめるんです。
そうなればもうこっちのモノです。
アナタはその時点で、
「5日間、決めたことを継続する」という事を成し遂げています。
それは紛れもない成功体験であり、成果の一つになります。
アナタがつけてきた継続記録は、それを示す何よりの証拠。
どこに出しても恥ずかしくない、アナタしか持っていない実績です。
さてどうでしょう、その実績や成果についてですが、
翌日もその日までと全く同じ事を続けるだけで、
1日分強化された実績となり、成果となるわけです。
もう1日続ければ、1週間継続できたという実績になります。
もうその時点で、人に少し自慢しても良い頃な気がしませんか?
そしてもうその時点で、
継続記録カウントがゼロにリセットされるの、
勿体ないと思いませんか?
そうなってしまえばもうこっちのモノ。
あとはその継続記録を増やし続ける事そのものを目標にしてしまいましょう。
そして出来れば、
その継続記録、ブログやSNSなどで広く発信をしてしまいましょう。
継続記録を、自信の”過程”として発信し続けているうちにいつの間にか、
アナタも「どうしてそんなに続けられるの?」と聞かれる側になっているハズですよ。
3.一緒に頑張れる仲間を見つけて、進捗共有する
とはいえやはり人間というものはですね、
何事も自分一人で孤独にやってると、
どこかで自信を失って、ブレてしまうものなんですよね。
客観的に見ても明らかに順調な成果が出ていたとしても、
このまま続けてていいのかな?
このやり方は自分に合わないんじゃないかな?
という迷いがどうしても出てきてしまうことがあります。
先にコレだけは明確に言っておきますが、
実際そのときに継続していた方法が、
最終的な目的に向けたアプローチとしての最適解では無かったとしても、
それで自信を失って、行動自体を一切止めてしまう事よりは
何百倍も、何千倍もマシです。
とは言いながらも、
自分一人だけで鋼の精神を保ち続けるのも、並大抵のことではありません。
同じ目標に向かって頑張る仲間が居ること
助言しあったり、励まし合ったり、成果に喜び合ったりできること
これが非常に大事になってきます。
自分を客観視してくれる存在は、
モチベーション維持の上でも必要だってことですね。
ただそうはいっても、
そんなに都合良く、そんな仲間が近くに見つからない事の方が多いでしょう。
だったらどうするか。
ここで先ほど言った、「継続記録、ブログやSNSなどで広く発信」が活きてきます。
SNSやブログで継続記録を発信していく中で、
どうせだから同じ悩みや目標を持つ仲間を募ってしまいましょう。
なんなら、オンラインコミュニティなどを活用できれば、
より早く確実に、同志に出会うことができるでしょう。
普段からインターネットを介したコミュニケーションに
慣れ親しんでいない人から見ると、
少しハードルの高い話になるかもしれません。
そんな方は、もうスッパリこの3つめのアドバイスは諦めて、
1つめ、2つめだけ意識してもらっても全然大丈夫です。
正直それでも実績には繋がると思います。
ただもう一歩、自分を追い込む事が出来れば、
その先の世界が、また一気に変わってくるのも事実なんです。
ここまで努力を続けられたアナタです。
折角だからもうあと一歩だけ、未来に向けて踏み出してみませんか。
まとめ
本日は、以下のような方に対し、
- 勢いで始めてみたものの、モチベーションが続かない
- 成果が見えなくて、そのまま続ける価値が中々見いだせない
- そもそも行動すること自体を忘れてしまう
だけど、続けられるなら続けたいんだ!!って思いはある
継続のコツについてお伝えしてきました。
私自身、特に専門的な知識やスキルも無い状態から、
一定の習慣を”継続すること”だけで、ダイエットの成果を充分に出してきています。
最適、最高効率な方法でなかったとしても、
継続することそのものにも、一定の意義がある
といえる実例です。
決めたことを継続できない主な理由として、
- どうしても気が乗らなかった日に一回休んだら、
そのまま再開せずに自然消滅 - 色々調べているうちに、その習慣に否定的な意見
を見つけて流されてやめてしまった - 成果が見えず、継続するモチベーションが維持できない
のようなモノが上げられます。
しかし、上記のような理由でこれまで継続が出来なかった方も、
決して意志が弱かったからということだけが原因ではないです。
そもそも何かを継続するどころか、
最初に行動を起こせる人な時点で少数派。
まずは一旦、そこまで来られた自分を認めてあげましょう。
その上で、継続できない事の根本的理由は意志どうこうではなく、
目標設定とプロセスに問題がある場合が多いと説明しました。
継続する為には、継続しやすい環境設定をすることが一番大事。
そしてそれにはズバリ、以下の事をちょっと意識するだけ。
- 最初から目標設定を高くしすぎない
- 継続できた記録をつける
- 一緒に頑張れる仲間を見つけて、進捗共有する
最終目標までの道のりを細分化し、通過点である「実現可能そうな」小さな目標を設定。
その小さな目標を一つずつクリアしていくことで、
小さくても良いから、成功体験を積み上げていく事が大事です。
そして、継続してきた記録は、しっかり残して、
後から自分の実績として振り返れるようにしておく事も重要です。
継続してきた記録データそのものが実績になり、
自分自身のモチベーション維持にも繋がります。
あとは、その日までにやってきたことをそのまま続けるだけで、
アナタの実績は日々どんどん強化されていきます。
継続できている事それ自体が、アナタの大きな実績になるからです。
実績は、アナタの能力を世間に知らしめる言わば名刺のようなモノ。
名刺を手元に抱え込んでいても仕方が無いので、
折角ですからどんどんSNS、ブログ、オンラインコミュニティなどで
外部へ発信してしまいましょう。
そして、それに乗じて自分と同じ目標を持つ
仲間に出会うことができれば百人力。
切磋琢磨できる仲間が居れば、アナタの継続能力は
また一段とレベルアップできることでしょう。
ただし、もし仲間を見つけることが出来なくて、
自分に自信が持てなくなってしまったとしても、
アナタの積み上げてきた実績にケチが付くわけじゃ有りません。
もし努力の方向性に多少の誤りがあろうが、
最適、最高効率な方法ではなかろうが、
行動自体を一切止めてしまう事よりは
何百倍も、何千倍もマシです。
スキルや知識は、当然あるに超したことはないですが、
それを今持ち合わせていないとしても。
試行錯誤しながらでもいいので、是非行動を続けて下さい。
スキルも知識も、行動し続けた者に与えられますし、
我武者羅でも遮二無二でも、
行動し続ける事が、成功というゴールに向けた唯一のルートですから。
ちなみに、今回お伝えした「継続のコツ」を、
ダイエット法の一つである「置き換え飯」に応用した記事を
公開しておりますので、よければ合わせてご覧下さい。
では、長くなりましたが。
したっけ、またねー。
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