【職場の人間関係】仕事で人にお願いをするときに意識したいこと1選(世代、職種問わず)

日記

突然ですが皆さん。
職場でもプライベートでも、他人に何かをお願いする場面って有りますよね。

そんな時、中々こちらが思ったように話を聞いて貰えなくて困ったことないですか?

へりくだってお願いしているつもりなのに、何故か相手の気分を害してしまったりとか。

それ、今日からたった一つの事を意識すれば、劇的に事態が改善するかも。

言葉にすると、そんなの当たり前じゃん、と思われるレベルの事かも知れませんが、
私の経験上、コレが出来ていなくて失敗している人がとても多いんです。

だから、なんだか交渉が上手くいかないなー、って人。
誰かに何かお願い事をする度、なんかストレス溜まるんだよなー、って人。
今日から改めて意識してみましょ。

お願い事したい時にうまく話を聞いて貰うコツは、

とことん相手を知ること です。

自分の意見こそが唯一無二の正解だと、錯覚してない?

私の職場は、素材メーカーの生産管理・工程管理部門を担当しておりまして。
管理といえば聞こえはいいですが、要は
各方面にお願いして、調整して……と、
自部署以外の誰かに、「やってもらう」為に動く事がメインの業務です。

現場で何かの設備を動かすとか、
お客様と直接やりとりして発注をもらうとか、
トラックを運転して製品を運搬するとか、
そういう直接的な業務は殆どありません。

その代わりに、関係するあらゆる部署と連携を取り、
時には利害が相対する各部門の橋渡しを行い、
最適なバランスを検討して、計画して、その通り動いて貰うのが仕事です。

どの部門もある程度顔を立てつつ、
逆にどの部門もある程度の我慢を強いる必要がある部署……
なので自ずと”交渉力(お願いを聞いて貰う力)”が必要になります。

そして同じような仕事を10年近くもやっていれば、自ずと見えてくるんですね。
お願い事が上手く通らない時のパターン が。

交渉が上手く中々上手くいかないなー、って方。
一度振り返って考えてみてもらえますでしょうか。
上手くいかなかったときの交渉って、内心こんな事思ってませんでしたでしょうか。

  • 仕事なんだから文句言わないでやってよ
  • これは本来そちら(の部署)の仕事なんだから
  • (職制上)こちらの指示通り動くのがルールでしょ
  • どうしてもっと合理的に考えて動いてくれないの?

思い当たる節はありませんか?

これらはどれも、利己的感情が元になっています。

「正しいのはこちら。ルール上も合理性的にもそうすべき。黙って従え。」
という感情が見え隠れしていますね。

ここで今一度考え直して頂きたいのは、

同じ会社内といえど、利害の不一致は発生する。
完全に一枚岩の会社などない。

ということです。

あなたのお願い、指示の内容が、自分個人の利益追求ではなく、
会社の利益を追求するため、あるいはお客様要望にお応えするためならば、
それが会社としての唯一の正解、不変の正義……
と、錯覚してしまうから、衝突が起きてしまうのです。

数学でもそうですが、同じ一つの回答にたどり着く為の方法としても、
そのアプローチが唯一無二とは限らない事は、往々にしてあります。

あなたの部署にはあなたの部署の。
相手の部署には相手の部署の、正義がある
のです。

あなたのお願いを受けて相手が何をしているか、知らずに依頼してない?

もうひとつ例を挙げてみます。


例えばアナタが営業担当だとして、
今日、お客様との打ち合わせの中で、
契約書の内容についてちょっとした修正作業を依頼されたとします。
修正内容は、契約書の中の一言、二言の言い回し修正程度だったとしましょう。

自分の職場に戻ってアナタは、先ほどお客様からお願いされた契約書内容の修正について、
契約書類の発行を担当している部署に依頼します。

依頼の時、アナタはこう思いました。

一言、二言の修正だけ済めば、契約の締結はすぐにでも進めてもらえる話になっている。
当社としても早々に契約締結後の動きがとれるようになるのはメリットだし、
お客様としても早期契約完了を望まれている。今はまだお昼前だし、
契約書を急いで修正してもらって、今日の夕方に改めてアポイントとって先方に伺おう。

そして、書類発行担当者にこうお願いします。

「午後改めてアポイントとって先方へ伺うので急ぎでお願いします。午後一で取りに来ます」


どうでしょうか。
パッと見た感じでは、何か問題ある対応には見えないですよね。

ただ、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてほしいです。
上記のシチュエーションで、少しでもこんな感じの事考えませんでしたか?

契約書類の一言、二言の修正なんて、どうせすぐ終わるでしょ。

依頼相手の反感を買う落とし穴は、ここに有ります。

相手が実際にどんな作業をしているのか知りもしないのに、自分の感覚だけで、
大したことないすぐ終わるそんなに手間じゃ無い……と考えてしまうんですね。

でも、ここで少しだけ想像力を働かせてみます。

修正内容は大したこと無さそうとはいえ、その書類は曲がりなりにも”契約書”です。
間違いが発生してしまうことは許されません。

もしかしたら、修正箇所の程度によらず、
改めて全体通した確認・校正作業が必要になるかもしれません。

上司などの責任者に、内容を照査・承認頂く必要があれば、その為の時間も必要でしょう。
今はお昼前、午後一までのわずかな時間に、
もしかしたらその上司は席を外しているかも知れません。

更に言えば、その契約書は元データが電子データではなく、
修正箇所が多少であろうが、一からまた作り直しの可能性だってあります。

……少し飛躍して考えすぎている部分もありますが、本質は以下です。

その作業が簡単なのか、すぐ終わるのかを決めるのは、依頼したアナタではないのです。

依頼先で何が行われているのかを知りもせずに、勝手に決めつけてはいけません。

私が直属の後輩へ、最初に必ず伝えている事

私の元に新入社員が配属され、指導を任される毎に、
個別の仕事を覚えて貰う前に、必ず最初に伝えていることが有ります。

私達の仕事は、誰かに『お願い』する事で成り立っています。
そして『お願い』する為には、その相手がどんな部署で、どんな仕事をしていて、
どんな考え方を持っているのか。自分のお願いした内容が、相手にとってどういう意味を
もつのか、を理解することが一番大事。
なので、まずは自分に関わる人と交流して、観察して、議論して、共感して、
最終的には「あなたの為なら、なんとかしてみます」と思われる関係を築けたなら、
それがアナタが一人前になれた時です。
個別の業務スキル云々よりも、まずはそんな人になれることを目指してね。
その為のサポートを、全力でさせて貰うから。

相手を知ることで、始めて相手の立場に立って考えることができます。

相手を知ることで、自ずとお願いの仕方が変わってきます。

それは付け焼き刃で上滑りした軽い言葉なんかじゃなく、
確り相手に響く言葉になるでしょう。

そうしていくと不思議なことに、
いつの間にか自分が感じていたストレスも軽くなると実感出来るはずです。

とことん相手を知ること 

今日から少しだけ意識して、暮らしてみませんか?

そしてもし何かが上手く回り始めたら、是非私にも教えてください。

あ。ちなみに最後に一つだけ。

ただただ、アナタを害することしかしてこない人も、残念ながら存在します。
立場の違いも関係なく、ただただ自己中心的な人。
ただ、そういう人は基本的に、職場でも浮いてると思うから、
判別するのはきっと難しくないです。
そんな人を、無理に理解しようとすることはありません。
辛い、と思ったら無理しないで、周囲の味方に助けを求めましょうね。
それは同僚でも、家族でも、恋人でも、友人でも。
心を病んで、自らを傷つけてまでしなきゃいけない仕事なんか、ないですから。

したっけ、またねー。

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